おはようございます。シクロツーリズムたたら 代表のTakahiroです。

昨日はギターのことを随分偉そうに書かせていただきましたが、今日もちょっとお付き合いいただければ幸いです。

昨日はいわゆる耳コピ、耳で聞いた情報を基に楽曲を再構成するということについて書かせていただきましたが、チューニングという、ギターにおいて一番最初に為すべきことをしてしまえば、あとは音にしたがって押さえる場所を探るだけになります。お話したオープンチューニングというものは、言わば「指で押さえない」解放弦の音をいかに組み合わせるかというものなので、押さえる場所が少ないのです。では、オープンでないチューニングというのは何か。そこをちょっとお話いたします。

実はギターというもの、基本のチューニング、いわゆるスタンダードチューニングというものが決まっています。細い弦(1弦)から順に、EBGDAEという音の配列です。すみません。アルファベットで音を表すのかというご質問にはお答えしかねます。探せばすぐに出て参りますので。このスタンダードチューニングですが、種々の和音を考える上で、弦を抑える指を効率的に抑えられるよう考えられたものです。つまり、どのような和音に対しても、押さえる場所同志あまり遠すぎないようになるようなものになっているということです。基本的にギターの楽曲というのは、ソロの曲にしても伴奏にしても和音がベースとなっています。となると、その和音を出すべくいかに効率よく運指をするかということはとても重要なこととなります。ですから、クラシックギターなどはほぼ例外なくこのチューニングを使っています。加えて、弦の張力等の関係でスタンダードチューニング以外のオープンチューニングを使いにくい、というかほぼ不可能という状況なのです。ナイロンが生み出す、低張力でも深みのある音を享受できるクラシックギターは、そもそも解放弦の響きをことさら強調する必要もないのではとも思えます。

さて、ちょっと話がくねくねし始めました。アコースティックギター、いわゆる金属弦が張ってあるギターですが、こちらは弦の張力が高いため、チューニングの幅があります。それを利用しているものの好例として、ハワイアンミュージックなどで使用されるスラックキーというものが挙げられます。最初から解放弦で和音に合わせてしまうというもの。ただそうするとあるパターンにのみ強みを見せるものの、いわゆる一点突破型で融通が利かない。そういうところがあるんですね。ですから、曲に合わせてチューニングを変えたりとか、まあ言わば邪道なことを楽しめる余地があるということも言えます。

ただ、鉄弦の織り成す箱鳴りは、やはりアコースティックギターの魅力の大部分を占めるものでしょう。それを堪能できるのは、やはり解放弦中心のオープンチューニングとも言えるんではないかと。まあ人に寄っては、あの残響音がしつこいということもあるんでしょうけど。2本あるギターですが、片方はオープンチューニング(モーダルにしていることが多いです)で、片方はスタンダードチューニングにしております。まあチューニング合わせる手間も省けますし。(笑)