おはようございます。シクロツーリズムたたら 代表のTakahiroです。

昨日の春分の日の天気ですが、決してお出かけ日和という感じではありませんでしたね。北関東は回避なるかと思っておりましたが、果たして雪が降ってしまいました。すぐに雨に変わって積もることはありませんでしたが、寒気が入り込んでいますので凍結の可能性がない訳ではありません。そのあたりがちょっと心配ではあります。

ところで、天候が悪く外出できない代わりに、電波がその役目を担ってくれるということがあります。スマホがありますのでいつでもどこでも必要な情報は取れる訳ですが、ふと自分が意識的に電波を出して相手を探し、交信をするということも捨てたものではないなと思っています。できるだけ商用のネットワークを使わず、個人的自発的に構築されたネットワークを共有しながら相手との通信を成立させる。アマチュア無線というのは、そうした「商用のもの」から脱して、自らの手で構築したものを利用するというのが、言わばアマチュア無線の醍醐味だということは言えます。

ちょっと説明が長くなってしまいますがご容赦を。災害時での情報収集にラジオの有用性が説かれることが多いですが、あれは最低限のインフラ、つまりラジオ1つあれば情報が入手できるからに他なりません。ただラジオは情報伝達が一方通行になってしまいます。対してアマチュア無線は、無線機があればお互いに連絡を取り合うことは出来ます。携帯電話のように、基地局が麻痺していたり、通信網が破壊されていたりすると利用が出来なくなるような、いわゆる「商用インフラ」に依存したものではなく、個人の構築したシステムとなっているため、比較的通信を確保しやすいというのがあります。偉そうなこと書きましたけど、要は「お金払わなくてもそこそこ通信ができるんだぞ」ということです。

では昨日どんな感じだったのだと言いますと、D-STARというデジタル音声モードを使って、青森県むつ市の局、そして岐阜県岐阜市の局と交信を楽しむことが出来ました。途中インターネット網を使用していますので完全に商用インフラを排除した形ではありませんが、それでも費用は掛かりませんし音声も非常に明瞭でした。体はその場所に持って行くことはできませんが、声だけは手軽に現地に持って行くことができる。昨日はそんなことをしっかり体験できた日となりました。

もちろん国外とも交信が可能ですので、いずれは英語圏、もといフランスの局との交信もやってみたいですね。