おはようございます。シクロツーリズムたたら 代表のTakahiroです。

北関東はほぼ全域で桜の満開を迎えたようです。ここ館林でも2日連続で夏日を記録し、その気温の変化の大きさに体調を崩すほどです。そうそう。我慢してましたがやっぱり体調有線ということで、扇風機を掃除して稼働開始いたしました。そして、何と室内の湿度が30%まで落ち込んでいます。気温が高くて湿度が低いので本来は快適なはずなのですが、つい先ほどまで暖房が必要だった環境から余りにもかけ離れた中に身を置いていますので、体がついて行ってないようです。

ところで、桜に限ったことではありませんが、花というと亡くなった祖母のことを思い出します。一人っ子で相手をしてくれるのはいつも祖母。典型的なおばあちゃん子となりました。その祖母も亡くなって随分経ちますが、まだ枕元に降りてくることがしばしです。子供の頃の記憶というのは本当にあとあとまで残るものですね。



岸部眞明さんの花という曲ですが、私もこの曲が好きでよく弾いております。スローテンポでそれほどテクニックが必要な訳でもなく、ちょっと練習すれば何とか「らしい演奏」は出来るようになります。もちろん楽譜集も販売してますので、そのあたりはググってみてください。

ところで花と祖母の関係ですが、生前庭の手入れを祖母が行っておりました。園芸と手芸が趣味で、庭の手入れの傍らセーターなどを編んでお店に出すという、まあどこにそんな力があるのかと思うほど猛烈な時間の使い方をしておりました。ただ病魔には勝てず、世紀が代わろうとしたその時に体調を崩し、ほどなく横断が出たため急遽診察を受けたところ、末期の胆管癌と診断されました。年齢とガンの部位のこともあり、手術が絶望的な中自宅での療養、いわゆるホスピスケアをすることになりました。モルヒネを打ったこともあり、時たま意識が朦朧として苦しそうなこともありましたが、最後の最後まで自分で食事を取っていたのは今思えば本人も幸せだったのかなと思います。忘れもしない7月21日、折しも学校では終業式だったはずですが、病状があまりよくないながらも様子見ということで一度アパートに戻るということで出発しようとしたところ、母親が慌てて出てきてクルマを制止にかかります。「ちょっと変だからすぐに戻って!」と。慌ててクルマを戻し自宅の中に入りました。さて、それからどれほど時間が経ったでしょうか。そんなことも分からないくらいあっという間に祖母は呼吸を止め、天に召されました。モルヒネで相当痛みを抑えていたでしょうから、ひょっとしたらやっと楽になれたのかな、などと家族と話をしていた記憶があります。

湿っぽい話になり申し訳ありません。時期は違うものの、やはり花という言葉が踊るのは今の時期ですからね。毎年ながらふと脳裏をよぎります。ましてやギターで好きな曲を弾いて好きな人との思い出に浸れるなど、思わず涙も出てしまいます。