おはようございます。シクロツーリズムたたら 代表のTakahiroです。

どうやらツイッター界隈では、こんなのがバズってるようです。


国際信州学院大学HP

まあ手が込んでますね、このページ。はい、もちろんこの学校は架空のものです。一見見間違えるほどよくできているのですが、まず怪しいところは

国際を謳う大学がなぜフランス語推しなのか

です。普通は英語ですよね。フランス語は確かに国連の公用語としての地位もありますし、郵便ではやはり圧倒的に使用されます。現に、航空便は朱書きでAIR MAILと英語で書くこともできますが、同時にフランス語でもPAR AVIONと書くこともできるんです。ただそれだけの話。私もここで随分愚痴っておりますが、フランス語が出来て得したことと言えば、パン屋とケーキ屋で書いてあることが読める程度の話です。少なくとも国際という話題で出てくる言語ではないということです。

ついでに申せば、ページ右上のバナー、「為せばなる、為さなくてもなるようになる」もとても香ばしい表現ですし、加えて"Les chose sur cette page sont fictives."とあるように、「このページの内容は虚構です。」と明記してあります。ここまで来て「あ、ジョークなんだな」とわからないとダメなんです。相手の言い分からしたら、「え?フランス語で書いてありますけど何か?」で終わり。翻訳ソフトにでも入れたら意味わかるでしょうで済まされます。それをやらない人が多くて、随分釣られてしまったみたいですね。ご愁傷様です。この時ばかりは、己のフランス語を褒めてやりたくなりましたよ。伊達に仏検の準1級まで頑張ったんじゃないぞと。

そしてこちらはうどんや蛞蝓亭のツイッターアカウントです。

うどんや 蛞蝓亭


先の国際信州学院大学に絡めてのツイートが多く出ていますが、まあこれも一種の戯れです。にもかかわらず、50人予約キャンセルだのいろいろお騒がせな内容が書かれていて、またこれに釣られてしまう方が大勢いらっしゃったんですね。国際信州学院大学っていう学校はちょっと前から変だよなと噂になっていましたから、この校名を聞いたところでおかしいと思わないといけません。また、いきなり校名を出しての苦情はあり得ませんよね。

思うに、これはネットリテラシーだけの問題ではないと。日本人の語学に対する鈍感さがいかほどなものであるかということが、実は明るみに出たのではないかと。この国は、英語英語と随分騒ぎ立てて、英語に関してはいろいろ取り組みますね。ただ他の外国語はどうでしょうか。フランス語やドイツ語はどこで学べるか。恐らくここ群馬館林のような場所ですと、NHKの語学講座ということになります。奇遇にも、館林にはフランス語の教室があるそうですが。

PETITE USINE

とにかく英語は独学でどんどん進められる環境が整っていて、至る所でその能力を試される場があります。がしかし・・・・・。その他の言葉はというと、残念ながらそういう機会すらありませんね。敢えて言えば、中国語はまだ需要があるというところでしょうか。中国への進出企業は当然でしょう。それでも通訳翻訳は、現地中国人従業員の語学能力に頼るということですから、やはり相当な語学アレルギーなんでしょうね、日本人って。

さて、私は資格試験がひと段落したところで、また語学を始めますよ。フランス語は教材次第ですが、ドイツ語は少し気合入れてやりたいですね。それとスペイン語も。あ、ロシア語はちょっとおいておきます。余りにもなじみがなさ過ぎて一度挫折しておりますので。